岩船寺
寒風とどまる
わらい仏
(南山城 岩船寺)
師走、年の瀬、慌ただしい、せわしい、等々
この時期になりますと、何かせかされたような表現が目につきますけど、うちら(私達)の
業界も毎年この時季はせわしいを超えた状態になります。
11月の紅葉シーズンが終わるや否や師走に突入し、クリスマスの飾り付け、片付け、大掃除、
お正月の設え、おせちの準備・・・果てしなく細かい作業と指示に奔走する毎日どす。
大変といえば大変どすけど、うちはこのとても忙しい時期が大好きどす。
年末年始にお越し頂くお客様にその季節感や設えなどの非日常を味わって頂くために、スタッフが
一丸となってワイワイいいながら取り掛かる日々・・・
考えてみたら、うちらは1年中こんな状態どすけど(笑)
先日、恒例のエースJTBバス 女将おすすめの冬 いとをかし号が始まり早速に乗車して
来ました。今回は奈良方面まで足を延ばします。
以前に寄せてもろて好評だった浄瑠璃寺と岩船寺の再訪どす。うちは特にこの両寺に行くと心が
ほっこりして、目の前にやはる(いらっしゃる)仏様のお顔を見ているだけで落ち着きます。
奈良の影響を受けたこの地域は京都のせせこましさ(窮屈さ)を感じない、おおらかなとこどす。
仏様もお厨子に入ったぁらへん(入ってない)事が多いし、国宝や重文も触れる位置にやはりますし、
実はほんまに凄いとこどす。
浄瑠璃寺から岩船寺までの1.5kmの距離に石仏が点在したはります。中でも人気NO.1は
笑い仏(阿弥陀三尊磨崖仏)どす。今回いとをかし号では時間の関係上、行きませんが是非とも
遭いに行きたい仏様どす。笑みをたたえた仏様に出会えれば寒風もとどまり暖かな風に変るかも?
この一年、たくさんのお客様にお越し頂き有難く厚く感謝申し上げます。
行き届かない事ばかりでございましたが、お客様の出会いに感謝しもっともっとお越し頂きました
お客様に感動して頂きます様、ますます頑張ますので、これからも宜しゅうお願い申し上げます。