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女将のひとりごと

今月のひとりごと -女将が日々を綴る-

女将 写真

新年
あけまして
おめでとうございます

旧年中は皆様にお引き立てに預りまして有難く厚く御礼申し上げます。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

年末から年始にかけて、ほぼコロナ前に戻らはった感じにご予約頂き嬉しゅうございました。
この期間は毎日お料理が変わりますので、ご提供させて頂くスタッフは料理画像とにらめっこどす。
目でも楽しめる眼福の極みのお正月料理は、食材も珍しい物も多く覚えるのも一苦労。
そやけどお客様には好評で今年も半分はリピーター様どす。
ほんまに有難く感謝の日々。
年の初めのゆったりとした時間を過ごしていただける様、うちは(私は)毎年はらはらドキドキどすけど
今年は例年より暖かく穏やかで快晴の新年に、お客様もご満足のご様子でございました。

干支に関係なくうさぎが大好きなうちは、館内のそこかしこにうさぎがやはります。(兎の置物を置いています)
客室や、飾り棚やロビーに飾るお正月の小物達・・・。今年は堂々とたくさんのうさぎが参加して、賑やかどす。
僅か3週間ほどの出番どすけど、飾りつけはうちの大好きな仕事の一つどす。お越し頂きましたご家族様のお子様たちに見て頂き、飾り物も嬉しそうどした。
海外からのお客様も館の前に飾っている<門松>に興味をお持ちで「これは何ですか?」と聞いてきゃはりました。最近は飾ったはる所も少のうなりましたけど(少なくなりましたけど)歳時記はほんまに大事やなぁと思います。季節を重んじて大切のする心、先人たちから受け継がれてきた慣習や行事、地域の特色もあるし大きくは日本人の心を表すものとして続けていきたいと思てます。そういう意味での「旅館」は日本の代表者・・大袈裟どすけどその役割を継承していかな(行かないと)あかしまへん(駄目です)。

昨年も<女将のひとりごと>見てくれはっておおきに有難うございました。京の町のあちこちをご案内させてもらい、拙い俳句も厚かましく詠みながら、下手なイラスト添えてupさせてもろてます。今年も時間見つけてうろつきますさかい、笑いながら見ておくれやす。
ほんでちょこっと美味しいもん見つけたら勿論、お教えしますね。

本年もどうぞ宜しゅうお願い申し上げます。
そして、はんまにほんまに安心して旅が出来ますように!

弥生 女将

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