女将のひとりごと イメージ

女将のひとりごと

今月のひとりごと -女将が日々を綴る-

女将 写真

ひっそり
梅花爛漫
水墨に
相国寺 承天閣美術館

 

いよいよ春を告げる梅の季節どす。
そやけど、再度の緊急事態宣言でうちとこは休館させてもろてます。すんまへん。
あの年末年始の忙しさは忘却の彼方へ。
まるで遠い昔のような感覚になるほど、京は閑散としてます。
そやけど町の真ん中にあるうちとこから5分も歩けば大通りに。
若い人たちが沢山行き交ったはります。

とにかく今は感染者を増やさないように、ひたすらひたすら願いそしてしっかりルールを守り
当館のスタッフ一丸となって、努力の日々どす。

こないだZOOMでスタッフの研修を始めました。
パソコンの画面越しにみんなの元気な顔が見られて少し胸が熱うなりました。
うちらはお客様に直接接遇するお仕事。お客様との隔たりがあれば仕事にならず
この環境下では現状は虚しさが伴いますけど、そやけど再びお客様が来て下さる時に
「もっともっとご満足頂く為に」を目標に細かい事まで今回掘り下げて研修しようとしています。
スタッフからも貴重な提案や意見が出て有難いです。

今月は少し時間見つけて梅探しに。
いっぱい いっぱい咲いているとこ見付けましたえ~♪。
烏丸今出川上がるの相国寺さん。その広大な境内の中、<承天閣美術館>があります。
こじんまりとした美術館どすけど見応えありますえ。靴を脱いで鑑賞する美術館どす。
ちょうど今は<梅の余薫>と題して、梅を題材にした水墨画や掛け軸など梅コレクション。
力強い墨で梅の木が描かれ、薄い墨でたおやかな梅の花が木に添うようにひっそりと開き、
水墨画からまるで梅の馥郁とした香りが漂ってくるように感じられ、
午後の春光の中、あぁ春が間違いなく来たはるのやなぁと・・・
この時期やさかい、お人さんも少なくて、ひとり京巡りにはよろしおすえ。

境内にも白梅、紅梅の木があって凛として咲いたはります。
ここら辺はかつての学び舎があるとこ。
うちの学生時代にはこの店はなかったけど、松井本館と松井別館花かんざしの中間地点にある
ケーキの美味しい店<パパジョーンズ>が出来て、それで本店が相国寺前にある事を知ったんどす。
さあチーズケーキ買うて帰って、いただこうっと。
そうどすな、ここのチーズケーキにはブラックコーヒーか、
すこし渋いダージリンティがぴったりどすなぁ。
ふふふ。おうちカフェどすえ。

 

 

弥生 女将

過去のひとりごと

宿泊予約のご案内

ページトップへ戻る