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女将のひとりごと

今月のひとりごと -女将が日々を綴る-

女将 写真

 

笠置ゆく
柿のおしゃべり
野辺の道
(京都府相楽郡笠置町 笠置寺)

 

何か急に秋から冬にならはった感じどすなぁ。暑おすなぁ~てご挨拶してましたのに、
知らんうちに虫の音、知らんうちに涼風が冷たい風に。コロナで季節もおかしくならはったかも。

お陰様でうちとこはGOTOトラベルキャンペーンでお客様が来て下さるようになって嬉しおす。
しかも、今までホテルさんばっかりで旅館に泊まらはった事が無いお客様が
「旅館ってこんなにゆっくり出来て、お部屋でお食事も出来てよかったです。」
と言って下さる事が多くて嬉しい限りです。

今月は10月に女将の会の勉強会で寄せて頂いた<海住山寺><笠置寺><和束町>を
ご案内させておくれやす。

12月から始まる「JTBバス 女将おすすめの冬 いとをかし号」は
皆様が是非とも行きたいとリクエストNO、1の京都の南の端、
奈良県との県境にあります海住山寺・笠置寺そして京都のお茶所・和束町で
お抹茶の石臼体験となかなか行きにくい所を今回もご案内させて頂きます。

夏号はコロナで残念ながら中止になり冬号を楽しみにしてくれたはるお客様も多く、
予約はなかなか盛況との事どす。

海住山寺は国宝の五重塔が美しく、本堂の中には十一面観音様を間近に拝する事が出来て
市内のお寺さんには無いのどかな風景の中に奈良の都の影響を受けた歴史をひしひしと感じます。

道中ののどかな野辺の道、柿の木があちらこちらに、
葉っぱも落ちて柿の実が風で揺れたはります。
渋柿やろか・・と思いながらコロコロ柿同士が喋ったはるように見えてきて、
ビル一つ無い平地の風景に安らぎと癒しを感じ、
ここは恭仁京跡、そや もしもここが栄えていたら
京都市内はどうなってたんかなぁと。
いにしえに思い馳せしばしぼんやり・・。

笠置寺はあまりの大きい岩に囲まれびっくりどす。
摩崖仏自体、見たことないさかいほんまに見応えあります。
いつ、だれが、何の目的で仏様をこの大きな石に掘らはったのか
不思議どすけど、1300年も前やし信仰は人々の心の拠り所やったんやなぁと。

この地域は雉料理が有名で松本亭さんで昼食はきじ小鍋定食を頂きます。
あっさりしていてとても美味しいお料理どす。釜飯もついていて、最高!

和束では美味しいお抹茶を飲み比べして、ほっこり。
盛りだくさんのバスツアー。
是非ともJTBさんからご予約しておくれやす。

皆様とバス一緒に乗せてもろて、また当館にもお越しいただき
うちは幸せもんどすなぁ。

 

弥生 女将

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