宗達や
負けじと吹かす
菊の風
いよいよ、始まりました。この秋、待望の琳派の競演どす。
うちは早速に国立博物館に寄せてもらい、(10月9日のオープニングに招かれて行ってまいりました。)
たっぷりと琳派に浸って参りました。
秋晴れの爽やかな日、「琳派 京(みやこ)を彩る」のタイトルの基、
ほんまに琳派でお腹いっぱいになりました。
本阿弥光悦・俵屋宗達・尾形光琳・酒井抱一、直接の師弟関係を
持たずして受け継がれてゆくひとつの流れ・・・
う~ん、やっぱり京都やさかい脈々と
続く流れに、思わず頷き溜め息と共に感動させてもらいました。
圧巻は、宗達・光琳・抱一の風神雷神図屏風どす。
宗達のダイナミックな風神雷神は
今にも雷が落ちて風に吹き飛ばされそう。
光琳は黒い雲があるさかい風神雷神が浮き立って少しユーモラス。
抱一はその中間?なぁんて勝手なうちの感想どすけど、何度となく見比べてしまう。
天国にやはる天才画家の三人は「人間って比べるのん、好きやなぁ」て、笑たはる気がします。
けど、うちは国博の企画の素晴らしさに脱帽どす。
琳派でお腹いっぱいになったけど、大好きな中村芳中の図録も買うたし、
そうや国博の前にあるコーヒーショップでちょっとほっこりして、図録見ましょ・・・
水出しコーヒーの上に山盛りソフトクリームが乗ったはるのん、注文したけど
美味しいわぁ~。
京都国立博物館・・・京都三十三間堂 前
10月10日(土)~11月23日(月祝)