光秀の
転用石に
落ち葉かな
(福知山城にて)
今月は昨年大河ドラマ「麒麟が来る」で一躍有名にならはった福知山城をご案内させとくりゃす。
明智光秀はこの福知山城以外にも信長の安土城より先に築かれたといわれる滋賀県坂本城も有名どす。
怖い怖い比叡山焼き討ちの蛮行で戦効のあった光秀は大津市にある坂本城を築かはります。
比叡山は西は京都、東は大津にまたがっていて、
現在も比叡山延暦寺からは日本一長いケーブルカーで坂本へ行けます。
そのご案内はまた別の日に・・・。
その他にも京都市北部の周山城、恵那市や可児市にある明智城などあるそうどす。
今回は女将たちのご案内で人気のJTBバス 女将のおすすめの冬 いとをかし号で
福知山城へ寄せてもらいますさかいそのご案内をさせてもらいます。
丹波を平定しゃはった明智光秀は西国攻略の拠点として明智の「智」の字を用いて「福智山」と名付けはったらしくここにお城を築かはります。
ボランティアガイドさんに聞くところ、氾濫の多い由良川の流れを変えはったらしく少し小高い丘陵の地に立ったはります。
明治の廃城令で石垣だけにならはりましたが、その後昭和61年に再建されました。
その石垣は考えてみたら442年前のままどすなぁ。
堅牢やさかいそのまま残っていて
しかもよくよく見たら梵字やら塔の礎石や墓石やら???が野面積みになっていてびっくりどす。
これが有名な転用石どす。
ここ福知山は石の出土が困難やったのかも、謀反を起こしたお寺さんやらの墓石を転用しゃはったとか・・
いろんな説があるそうどすけど、
光秀さんはドラマで見る限り合理的で賢い人のイメージどす。
龍が這うようなあの坂道を石を上げるだけでも大変やさかいあるものは利用して早い事お城を築こうとしゃはったんでは・・と勝手に思い馳せてます。
史料が今みたいにデータ化、出来ひん時代やさかい返って夢がありますなぁ。
城主の事をいろいろ想像するだけでも楽しおす。
今回のバスは行きも帰りも道の駅<味夢の里>に寄らはるさかい、美味しいお寿司のお土産も買えるし最高どす!おすすめは稲荷寿司と巻きずし、ハーブの香りの鯖ずしも・・・う~ん、迷いますなぁ。
※JTBバス 女将おすすめの冬 いとをかし号は最寄りのJTBさんでご予約しておくれやす。
今回は宿泊なしのこのバスツアーのみの販売もあります。
詳しくはJTBさんの窓口まで。お待ち申し上げます。