耳澄ます
風船かずら
ふふと揺れ
（京の町中で）

今年の夏は台風と雨と酷暑に苦しめられ、なかなか厳しい夏になりました。
うちとこはチェックインが4時どすけど、あまりの暑さに2時頃くらいからお越し頂くお客様もやはって
お掃除も大慌てでお部屋で涼んでもらう事もありました。
熱中症にならはったらあかんさかい、冷たいお飲物ご用意してクーラーのよお効いたお部屋で
横にならはったり、ちょっと元気取り戻さはると歩いて2分ほどの錦市場へ行かはったり、
町のまん中やさかい行くとこはいっぱい・・・。ほんまに便利なとこで良かったわぁ～
なんて思う夏どした。
今月は醍醐にご案内させとくりゃす。
夏の醍醐寺三宝院は新緑からうんと緑が濃おなってそれはそれで美しおす。なんか威力を感じる緑どす。
今回は雨月茶屋さんで写経のお薦めどす。暑い夏こそ静かに無心になれる時があっても・・・
般若心経を書き写す事で静かな時の流れ、そして無心に書き写す事でほっとした自分に出会えます。
なんか夢中になってたら、お腹も減ってきゃはります。
そうそう今回はお食事つきのプラン。この雨月茶屋さんの美味しい
お昼ご飯頂きまひょ。ちゃんと写経完了してからどすぇ。
※このプランは9月30日（日）まで開催したはります。
お申込みは食遊采都　℡075-212-2116まで

今月の愚作は、晩夏に実る風船かずら。
京の町のまん中には昔から住んだはる京町家があちこちにあります。
京都人は植木が大好き。そやさかい家の前には所狭しと植木鉢が並んだはります。
季節の花を愛でる人が多くて、小さな植木鉢の風船かずらも立派な実をつけたはります。
まだ青々してるさかい、中の種は出来てへんと思いながらもひょっとして
コロコロと鳴るかも・・・と、思って詠んだ句どす。
風船が茶色くなったら、♡型の種がでてきゃはりますえ。可愛いわぁ～