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女将のひとりごと

今月のひとりごと -女将が日々を綴る-

女将 写真

正歴寺
黒谷和紙に
椿咲く

今年もあと数日で牛が逃げ虎が追いかけてきゃはります。
コロナで振り回された感が強い2年間どしたけど、まだまだ安心できひん毎日どすなぁ。

心の底から安心して旅行に行きたいお人さんはいっぱやはると(たくさんいらっしゃる)思いますけど、
感染者数に一喜一憂しながら隙間を狙ってお越し頂いているのが現状どす。

先日も毎年お越し頂く二世代のお客様も昨年はお父様が90歳なので心配なため断念しゃはりました。
そやけど今年は12月3日にお越し頂き、ほんまに嬉しおした。しかもうちに(私に)恋文と称してお父様から心温まるお手紙迄頂戴して、涙が出るほど嬉しゅうございました。
親孝行なお嬢様はもう10回以上ご両親様を旅行に招待なさって、いつもお偉いなぁと感心しきりどす。
杖も突かずにお元気でご出発なさった後姿から、うちの方こそ元気を貰ろてるなぁと有難く感謝でございます。

今月はまたまた3月迄続く<女将おすすめの冬 いとをかし号>のご案内どすえ。
先月ご紹介した福知山城の後は綾部に行きます。肌着で有名な<グンゼ>がある綾部市で美味しいランチを頂きます。<茶寮 ゆらり 結鶴>さんで今回特別のお料理を提供。お一人ずつ土鍋でおいしいコシヒカリを炊いてくりゃはります。おさしみやローストビーフ、煮物などをたんとお弁当に詰めてもろて、別にお茶碗蒸しまでつけてくりゃはります。う~ん!美味しおすぅ。綾部やさかいしょっちゅう通えへんのが残念どす。

おなか一杯になったら<ゆらり>さんから10分程で「正歴寺」さんに付きます。広大な敷地に圧倒されますがお宝いっぱいあります。ご本尊千手観音像や珍しい狛犬というより天を仰いだはる向天犬と呼ばれる姿の狛犬も見せてくれはります。

本堂横のお座敷には重要文化財の涅槃図(本物は現在奈良の国立博物館に保管)もあり、人面鳥や象などいろいろな動物が描かれ珍しい涅槃図どす。裏庭を見せて頂くと樹齢400年のけやきの木が圧巻どす。

この地域は有名な黒谷和紙があって正歴寺さんのご朱印はこの和紙に描かれてます。今に時期は椿どす。

そして何よりご住職のお手製スィーツが最高!プレートに家紋をきな粉や和三盆で描き、由良川の鮎の形の羊羹、それに柚子のシロップ掛け、有名なパティシエも顔負けのショコラケーキと抹茶ケーキ。ほんまに買うて帰りたい気持ちどす。

京都府は見応え満載どす。なかなかご自分では行きにくいとこやし、3月まで女将のバス走ってますさかいどうぞうちとこのHPからでも申し込み出来ますえ。

本年も<女将のひとりごと>お付き合い頂きおおきに有難うございました。
来年もどうぞよろしゅうお頼の申します。

皆様で良いお年をお迎えくださいませ。

弥生 女将

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