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女将のひとりごと

今月のひとりごと -女将が日々を綴る-

女将 写真

舟乗りて
わかば回廊7
幕末へ
(岡崎十石舟めぐり~金戒光明寺)

京の四月は賑やかどす。
桜だけやと思もたらあきまへんえ。勿論桜も順々に咲かはりますけど京はほんまに奥深い!
今月は新緑を愛でながら歴史に触れるコースをご案内します。
十石舟は桜の時期にもしゃはりますけど、このわかばの時期は桜と違うて活力がもらえます。
疎水の両側に溢れんばかりの新緑は圧巻どすえ。まるで水を飲むように水面に向かって
枝は活き活きと伸び、この時期にしか見られへん芽吹きを全身に感じられます。
25分ほどゆっくり京の町中での船旅、不思議な感覚どす。降船したらちょっと歩いて金戒光明寺へ。
守護職の会津藩の駐屯所にもなったこのお寺さんは、うちらは「黒谷さん」と呼びますけど、
この黒谷さんは会津藩千名が駐屯しゃはったなんて・・・なんて大きなお寺さんどすやろ。
新撰組と組んで浪士組と銘打って幕末の京を取り締まらはった激動の時代どす。
今やったら東京~京都は2時間半くらいで行けますけどあの時代に江戸に・・とか、京で活躍とか
ほんまに凄い事どすなぁ。壬生に駐屯したはる新撰組と黒谷の本陣とを行きつ戻りつ、なんて
タクシーもバスも無い頃、パワー感じます。そんなこと考えながら黒谷さん拝観してたら
幕末に戻りそうな感覚に??ほんまに見ごたえありますえ。
お天気もええさかい平安神宮まで歩いて・・・
そやそや、去年新しく出来た「京都 時代祭館 十二十二」行ってみまひょ。トニトニと呼んで
10月22日の時代祭の日にちなんで名付けられた観光施設。ここの生麩が美味しおす。
綺麗な色合いの三色田楽。もっちりと生麩は万能選手。焼いても揚げてもお吸い物でも美味しい
食材どすなぁ。この後、スィーツも行かなあかんし。忙しおす~

弥生 女将

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