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女将のひとりごと

今月のひとりごと -女将が日々を綴る-

女将 写真

嵯峨御所
足冷え忘れ
経写す
嵯峨御所 大覚寺にて

台風でヤキモキする10月どす。
温暖化という単語は、深い意味を持つ脅威なことば。うちらが抗えない自然災害に
いつも出てくるのが温暖化どす。日本列島を縦横無尽に台風が暴れるやなんてほんまに
止めておくれやす。

ここは嵯峨野 大覚寺。
1200年前、疫病の流行でどうにか民を助けたいと、般若心経の一字を書いては床に三度
ひれ伏しまた一字書いて三度ひれ伏す。それをなさったのが嵯峨天皇。
60年に一度ご開帳しゃはるこの般若心経は勅封心経として、今も心経殿に奉安したはります。
本殿に入って、拝もうとしたら正面には仏様がやはらへん。よく見るとガラス張り?
ガラスの向こうには参拝者が歩いたはるのが見えて、ますます?
お坊さんの説明でようやく合点がいきました。
ガラスの向こうに心経殿があり、参拝の人はその心経殿にある嵯峨天皇がお書きになった
般若心経をお拝むという事どす。

昔は疫病、いまは自然災害。どちらもかなんなぁとつくづく思います。

嵯峨御所 大覚寺さんは般若心経の根本道場、ちょっと心静かにお写経しまひょ。
全文にもチャレンジしたいのどすけど、今日はギャアテイ写経にします。
般若心経の最終三行を写します。たった三行と侮ることなかれ。
一字一字大切に真剣に写していくと、なんか心が洗われる感じ。
最後にお願い一つ書いて、住所 氏名 年齢書いて終了。
年齢少し減らして書こうと思いましたけどバチ当たってもかなんし、
正しく記入しましたえ。
お寺さん独特の凛とした空気に足の冷えるのも忘れて無我夢中に。
ええ時間過ごせます。

なんや一仕事したみたいやし、お腹も減ってきたし、そやそや清凉寺さんまでちょっと歩いて
その中にある竹仙さんで、湯豆腐と生湯葉のお料理頂こぅっと。
生湯葉…なんでこんな美味しおすのやろ~

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