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女将のひとりごと

今月のひとりごと -女将が日々を綴る-

女将 写真

青つつじ
白砂に浮かぶ
三尊石
(光明院にて)

少しずつコロナ共存の日々が新しいスタイルとして定着してきゃはった感じどすなぁ。
町の真ん中にある当館の周辺の通りは急にお人さんも増えて、土日は以前より多い人出どす。梅雨の晴れ間、誰でも出かけとうなりますなぁ。

今月は秋にお勧めの東福寺さんの塔頭どすけど、紅葉の季節はもうお人さんで埋め尽くされ「密」が怖いうちらの年代は今がお勧めどすえ。
新緑から夏への移ろいはほんまに美しく、あちこちにある紫陽花にも見惚れる日々どすけど、今回は日頃は非公開の塔頭<正覚庵さん>と<光明院さん>にご案内どす。

入口はこじんまりとしたはる正覚庵さんは、中にお入り頂くと広くお庭もとても綺麗でもみじがいっぱい。
勿論、今は青もみじどすけどこれが全て紅葉する情景を想像するだけで、さぞかし・・・と思いますえ。
実業家で有名な白洲次郎さんのお父様の白洲文平さんのお屋敷の一部を移築しゃはったとかで本堂として使ったはるので必見どす。襖絵も見応えありますえ。

正覚庵さんから歩いてすぐに光明院さんがあります。入口近くの前庭に勝負の守護神・摩利支尊天様が祀られてます。靴を脱いで広間に入るや否や声を上げてしまいそうになる圧巻の石組み。重森三鈴さんの作庭で<波心庭>は枯山水庭園。白砂と緑の苔、後方にはこの時期花が一つもないツツジとサツキの大きな緑の塊、うちはまるで雲海のように見えました。そして大きな石組三つを三尊と見立てそれが三組あります。三尊から光を放つようにその線上に幾つもの石があります。ずっとずっとぼんやり眺めていたい気持ちにかられるんどすけど、お茶室や書の額、丸窓等、見所たくさんあります。

重要文化財の六波羅門からそんなに歩く事なく二か所を拝観出来てしかも非公開のところ見せてもろて幸せどす。時間があったら東福寺さんも拝観して通天橋からの景色も見たかったんどすけど‥
お腹も減りすぎて・・・そやわ!うちは慌てもんやさかい今日はお昼も飛んでしもたんどす!
久しぶりに国立博物館前のハイアットさんで大好きなクラブハウスサンドウィッチでも頂きまひょ。
勿論ホットのカフェオレと。

※今回はJTB女将おすすめの夏・いとおかし号に代わり新しいプランが発売されました。
<京の女将がもてなす 夏の京都 青もみじの東福寺偏>
エースJTBからお申込みのお客様は最寄りのJTBさんへ。
また全くこのプランだけに参画も可能になりました。タイトルをそのまま入力していただき検索サイトから
購入出来ます。この時期ならではの拝観者の少ないゆったりとしたお時間を一緒に過ごしましょう。
ご応募お待ち申し上げます。

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