女将のひとりごと イメージ

女将のひとりごと

今月のひとりごと -女将が日々を綴る-

女将 写真

時空超え
青もみじ誘う
妙覚寺

こないだ(この間)せんど(何回も)桜・桜・桜ってゆうたはったのに、もう夏日よりどすなぁ。
別館のリニューアル工事で忙しくて、なんやあっという間の春から初夏どす。
この頃はお客様も「春と秋が無くなって、夏と冬だけになりましたなぁ~」なんて仰る事も
ありますえ。そやけど、京はやっぱり四季を感じさせる空気感があって本格的な夏を迎えるまでの
この時季はほんまに美しおす。

青もみじと言う言葉が新緑を表すものとして馴染みが深い事どすけど、
紅葉と違おてまた別の魅力がありますなぁ。
紅葉のその先には寒い寒い冬が待ったはりますけど、青もみじのその先には
お日さん輝く夏が来ますさかい、何か心軽やかな感じ・・・に思てしまいます。

そんな青もみじに誘われて<妙覚寺の変>を想像しながら行きまひょか?
そんなんとうに知ってるわ・・・と思わはるお人さんは、たんといやはると思います。
実は<本能寺の変>はたまたま本能寺であって、織田信長の京での宿所は妙覚寺やったんどす。
18回も妙覚寺に泊まらはって、たまたま3回目に泊まらはった本能寺で変が起きたとゆう事どす。
明智光秀のクーデターも実は綿密に計画したはったという証拠が出てきたり、最近はいろいろ巷の
囁きがあります。
そう思って妙覚寺さんの青もみじをゆるり、愛でてたらここ違ごて良かったなぁ~なんて。
清々しいもみじがそう言うたはる気がします。

妙覚寺さんからそんな事、想像しながら曲がって曲がって歩いてたら、同志社大学の寒梅館やわぁ。
ほんまにきれいな建物になった学生会館は今やお洒落に変貌。
そやわ、ここのフレンチレストランはケーキが美味しかったはず!
7階やわ~
ちょっとティタイムしまひょ。大文字もくっきり見えて・・
あぁ「夏草や兵どもが夢の跡」
場所は違うとこどすけど、今のうちの気持ちやわぁ~
せやけどこのケーキセットお値打ちやわーふふふ

弥生 女将

過去のひとりごと

宿泊予約のご案内

ページトップへ戻る