黒姿
地蔵菩薩に
蝉も泣く
大原 寂光院にて
今月は少し涼を求めて北へ行きまひょか。
せっかくやさかい「女将おすすめの夏 いとをかし号」
のバスに乗って楽に移動しましょう。
この夏は岩倉の妙満寺さん・大原の寂光院さん・旧三井家下鴨別邸で
京からかみ体験と素晴らしい企画どす。
今年の暑さは格別。北へ行っても厳しい暑さに変わりはおへんけど、
バスで連れて行ってくれはるさかい楽どす。
しかも大原の寂光院は大型バスで行けへんさかい
ここではタクシーをご用意させてもろてます。
至れり尽くせりどすなぁ。
岩倉の妙満寺さん前は市役所近くにあったんどすけど
昭和43年に岩倉へ行かはりました。
日蓮宗の立派なお寺どす。
歌舞伎で有名な安珍、清姫のお話もお寺さんが説明して下さり、
その怖さにちょっとは涼しく感じます。
そこからはバスで一路、緑豊かな大原の里へ。のどかな風景に心癒されますえ。
大型バス駐車場で待っててくれたはるタクシ―に乗り換えて、寂光院へ。
ますます緑深い尼寺に静寂と何か懐かしさを感じながら山門を潜ると本堂へ。
21年前の悲しい放火事件はすっかり跡形もなく桃山時代の建築そのものを実現。
屋根はこけら葺きで素晴らしい曲線が見られます。
今回は特別に21年前に火事に遭わはった250cmもある木像地蔵菩薩立象を見せてくれはります。
拝見したとたん、涙が出てきました。
本来なら白いお顔やのに立っていらっしゃるお姿は
全身真っ黒、炭を重ねたようなお姿で、
ほんまに誰がこんなひどいことを・・・と思わずにはいられません。
そやけど胎内に三万体のお地蔵様がやはったらしく無事に守らはったと言われています。
救い出さはった小さな小さなお地蔵様も拝見出来ます。
以前だいぶ前に旧三井家下鴨別邸は女将のひとりごとで俳句も詠ましてもろた所どすけど、
今回の女将号はここで京のからかみ体験をして頂けますえ。
うちとこの客室の襖でもお世話になってる京のからかみ丸二さんが教えて下さいます。
昔から伝わる文様を和紙に摺るのどすけど皆様、暑さも忘れて夢中どす。
仕上がりは抜群。
うちの好きな「つぼつぼ」文様は千家家元の替紋で壺を模した柄でかいらしおす。(可愛い)
是非とも女将号に参加しておくれやす。お待ち申し上げます。
<女将おすすめの夏 いとをかし号> お申し込みはJTBさんの支店でご予約出来ます。
9月3日・6日・10日と残席ございます。