新年
あけまして
おめでとうございます
旧年中はたくさんのお客様にお越し頂きまして誠に有難く厚く御礼申し上げます。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
昨年はお正月から北陸の地震のニュースが流れ、同業者さんも多いことから胸が辛くて心に鉛を落としたような1月でございました。まだまだ完全な復興には長い道のりとお察しするも、北陸のお話が出るたびに辛く悲しい思いでございます。お願いですからうちらの(わたくし共の)力が及ばない自然界の脅威を収めてもろて、世界中が日々、安寧に送れますように天を仰ぎお祈り申し上げます。
1年はほんまに早おす。女将のひとりごとも1年にたった12回のご案内やのに、ほんまに辛気臭い(じれったい)事どす。予定してても、急に何か他の事を優先しなあかん事も多く、先延ばしになってしもて(なってしまって)結局慌てて月末になってしまう事もしばしばどす。皆様にご案内したいとこがいっぱいありすぎて、迷うのも一因どす。俳句も下手やのに何故か詠んでしまう、挿絵も恥ずかしいけど描いてしまう・・・そういう意味ではどーしょうもない女将どすなぁ。お許しあれ~。そやけど以前の古いホームページを合わせると、もうかれこれ20年近く続けてるさかいやっぱり今年も頑張ります。
呆れんと、お付き合い下さいませ。よろしゅうお頼の申します。
年末から松井別館花かんざしはお部屋の改修工事で休館させてもろてます。ご近所さんにご迷惑おかけしてすんまへん。京の町の真ん中、土地境界の1センチが争いになると言われている程の密集地どすけど、松井本館・松井別館花かんざしの両館共に館内に入ったらほんまに静かなんが不思議どす。両館共に一番多いのは三世代のお客様どす。おじいちゃん・お婆ちゃん・その下の世代、そしてその次の世代と、多いご家族でしたら20名を超える事も。うちもご挨拶に寄せてもろて幸せのお裾分けをもろてます。
なぁんと言っても、大浴場に入ってもろて、うちとこの美味しい京懐石をお部屋で食べてもろて、ほんでお部屋で寛いでもろたり、ご近所さんのお洒落なバーやら夜のお散歩に行かはったりと、過ごし方いろいろ…どすけど、旅館の醍醐味はそこにあると思います。旅館ステイはほんまによろしおすえ。
うちは旅は心の浄化やと思てます。非日常に自分を置くことによって、感謝や気付きが生まれそこからやる気も生まれます。そんなお手伝いが出来るうちはほんまに幸せもんどす。
昨年、京都大学名誉教授の尾池和夫先生にたまたまお出会いする事があり、先生が主宰されていらっしゃる俳句結社「氷室」にお誘い頂き、入会させて頂きました。毎月最低でも5句を投句しなあかんのんどすけど、出来の悪いうちは(私は)未だ一度も・・・・。先生!すんまへん。今年こそ投句しますさかいよろしゅうお願いします!!
そんなこんなで年の初めはいつも心新たに今年こそ!!の意気込みがあるのですけど、ついつい風化してしまいますなぁ。そやしうちは(私は)今年は明文化して頑張る所存どす。
皆様もご迷惑どすやろけど、<女将のひとりごと>に付き合うておくれやすぅ。どっかのカフェでお会い出来ます事を期待してますえ~ふふふ。