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女将のひとりごと

今月のひとりごと -女将が日々を綴る-

女将 写真

緑風の
聖地巡礼
あちこちに
(京都人の密かな愉しみ)

やっぱり今年も1月いぬ 2月逃げる 3月去るであっという間の三か月どしたなぁ。
ほんで3月末から慌てて咲かはった桜を追いかけてたら、4月に入ってしもて・・・。
そやけどうちは(私は)こないだから「京都人の密かな愉しみ Rouge-継承―」が頭の中にずっとあって、それで時間見つけては聖地巡礼をしとうて(したくて)、実際あちこち行ってるんどす。

『京都人の密かな愉しみ』自体が意味不明な方々へ。
NHK BSプレミアム『ザ・プレミアム』にて2015年(平成27年)1月から2017年(平成29年)5月まで不定期に放送されたテレビドラマ・ドキュメンタリー番組シリーズどす。全5作。一見さんには分からへん京都の生活文化の奥深さを、京都人の視点からドラマとドキュメンタリーを織り交ぜて描いたはります。内容が濃くてええさかい、第32回ATP賞テレビグランプリ受賞をしゃはりました。主人公は常盤貴子さんで老舗の御菓子司 久楽屋春信と言う和菓子屋さん(雲竜で有名な俵屋吉富さんがモデル)の若女将さんどす。今回は跡を継がないと公言して好きな彼とパリに行ってしまわはって何年か経った、その後からの物語が始まります。

このドラマの最大の魅力は観光旅行では見えへん京都の生活文化を、地元民の視線から描いたはる事どす。そやさかい京都人が惹きつけられて、一話終わる度にピーチクパーチク京雀になってしまうんどす。こないだも(この間)道ですれ違ごうた、30代くらいの男性お二人が「先週、京都人の密かな愉しみ見た?」と言ったはって思わず「見た見た、見たえ~」と思わず会話に入って行く勢いどした。(笑)
また、画像も綺麗でうっとり。その上、知ってる場所が出てくるさかい余計に親近感湧いてきて
知らんうちにドラマの主人公になった気分?それは大袈裟どすけどそれくらい京都人が好きなドラマどす。

うちはコロナの時に、緊急事態宣言でお客様もゼロやし、スタッフ集めて京都の観光の勉強でもしまひょ、と思い立ってこのドラマのDVDを全編購入して、鑑賞会をしました。
ストーリー性のある話の運びの中に京都の観光コンテンツがぎっしりで、特に祇園祭のシーンや大文字のシーンは支えたはる人々の苦労も見えてきて、見応えありました。スタッフには毎回レポートも書いてもらいましたけど、それぞれに見方も違い、京都の観光に興味を持つきっかけになったと書いてくれました。

ほんで今回は聖地巡礼に出かけてみたんどす。聖地巡礼は昔は宗教的な意味合いが濃く、現在はどちらか言えば推し活や作品の雰囲気を体感したいという感じどすやろか。
経済効果もあるし地域活性化にも役立つし、立派な観光スタイルどすなぁ。

2ndシーズンとなる『京都人の密かな愉しみ Blue 修業中』で若者が修行しゃはるのどすけど、趣里さんはパンやさんどす。そこはうちとこから歩いて15分くらいの「ブランジェリー マッシュ キョウト(Boulangerie MASH Kyoto)」どす。白味噌のクロックムッシュや京都の材料を使ったものがようけあって、ほんまに美味しいパンどす。
継承での場面で鶴子さんと洛ちゃんがコーヒー飲まはるシーン。ここも歩いて行けますえ。木屋町五条の「喫茶KANO」さんどすなぁ。ここは美味しいケーキもあるし、高勢川沿いに建ってるさかい景色もよろしおす。桜のシーズンは特にお勧めどすえ。

今回、継承にもBlueにも出てきゃはるバーは目星は付いていましたけど、ここも、うちとこから歩いて行けますえ。御幸町通りの前がうっそうと木々が覆っていて、ちょっと入りにくい感じどすけど、「Cafe mole」さんどす。カレーが有名なカフェどすけど、うちは美味しいコーヒと焼き菓子を頂きました。ゆったりソファもあって店内は明るい雰囲気どす。次回はランチタイムに行ってカレーを頂くつもりどす。

聖地巡礼なんてしたことおへんでしたけど、いざ訪ねてみるとそのシーンも思い起こされて、ワクワク感があります。このドラマはほんまに奥の深いドラマ。京都人の心の隅々まで見透かし、京都人と違う監督・脚本家の「源 孝志」氏が描かはった世界は京都人がほんまに感動する素晴らしい物語どした。
監督曰く、ドラマの根底に流れている思想は「この国には二種類の人間がいる。日本人と京都人だ」こっからスタートどすえ。よろしゅう。

弥生 女将

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