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女将のひとりごと

今月のひとりごと -女将が日々を綴る-

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吉符入り
繋ぐ支える
祭りかな
(日本三大祭り 祇園祭)

今回ご縁いただき、1か月の長いお祭り祇園祭の「吉符入り」(きっぷいり)に参加させてもらいました。7月1日の新聞では必ずそのワードは見ますが、参加させてもらうのは初めてどす。
歴史的には平安時代からと言われたはる「吉符入り」は祇園祭のスタートの役割かつ重要な神事を意味します。

「吉符入り」は7月の1日~5日までに各鉾町で行われます。一番有名な長刀鉾は5日にしゃはって、大丸さん(大丸百貨店)に近い四条通りに面した町会所の2階で保存会役員さんやら囃子方さんやらが集まらはって鉾のご神体を祀らはります。お稚児さんと禿さんのお名前を書いた名簿を「吉符」と言われ、神前に納めはります。この事から「吉符入り」と呼ばれるんどすなぁ。生きたお稚児さんが天下泰平と五穀豊穣を祈るための舞「太平の舞(稚児舞)」を関係者や通りすがりの人々に披露しゃはります。この2階を鉾に見立てて本番の17日と同じ舞をしゃはります。この様子はいつもニュースで見ますけど10歳くらいの男の子が真剣な面持ちで舞わはるこの様子はこちらまでがなんか緊張してしまいます。

うちが参加させてもろた「吉符入り」は後祭りの<浄妙山>さんどす。
鉾町の近辺にあるホテルさんの一室を貸し切り、中央には「八坂皇大神」のお軸を掲げその前には神殿を設えてお神酒(おみき)やお米やするめ、大量の粽が三宝さんに乗せてあって、役員さんたちがお軸に向かって神妙に二礼二拍手一礼をしゃはって、玉串を供えはります。何名か同じことをしゃはった後は、順々にお神酒とお米とするめを配って下さって、参加の皆様でそれを頂きます。雰囲気的には『固めの杯』みたいな感じどす。素焼きの八坂さんの杯はお懐紙に包んで持ち帰りOKどす。その後は巡行の注意事項や段取りの説明などなど。あとは保存会の理事長さんがご丁寧に一人ずつ、ご挨拶に回って下さり和気あいあいの空気感どす。やっぱり基本的には男の祭り的なものも感じつつ、授与品を販売する女性会の方々もいらっしゃって、ここの町内の人々がずっと長年この浄妙山を支えてきゃはったんやなぁと・・・そんな思いが募る初「吉符入り」体験どした。

その上、今年のお稚児さんの叔父様兼禿さん(かむろさん)のお父様が参加したはって、一人ずつに長刀鉾の日本手拭いを配らはりました。帰って開けてみたら流石お稚児さん&禿さん計3名のお名前を染め抜いた逸品!!嬉しゅうございました。そんなこんなの「吉符入り」どしたけど、前祭(さきまつり)山鉾23基、後祭(あとまつり)11基それぞれに、お町内でこの伝統ある祇園祭を支えて守ってそして繋いで行かはる姿に今更京都人のうちも感動してしまいました。

うちとこも(わたしの所も)7月はほんまに1年のうちで1番忙しい月と言っても過言ではないのんどすけど、うちは一番好きな月かも?どす。
梅雨が明けて、晴れ晴れした青い空も大好きやし、両館の角幕にお提灯の祇園祭の設えをしたらなんとなく背もピンとしてしまう緊張感。「どうか邪気を払とくりゃす!!」と檜扇を活けたらますますお祭り気分。2010年から始めた松井別館 花かんざしで14日~三日間の「京町家ビアガーデン」も毎年ぎょうさんのお客様が来てくりゃはって、ほんまに有難い気持ちでいっぱいどす。16日の夜10時頃には<日和神楽>(ひよりかぐら)がコンコンチキチンと演奏しながら前を通ってくりゃはる頃には、もううちはお祭り気分MAXどすえ。あすの前祭の巡行の無事を祈ってから寝ます。ほんで17日は勿論、チエックアウト後は御池通りまで走って長刀さんを迎えます!!!
そこからは反対回りで山鉾を迎えながら歩きます。河原町三条では舞妓さんが立って各山鉾を迎えはるし、必見どす。四条寺町で籤取らずの船鉾を最終に迎えて、船鉾の偉いさんになったはる中学校の同級生を探します。
今年は特に暑つおしたえ!倒れたらあかんし寺町京極に入ってすぐの<井筒八つ橋>さんの二階のカフェへ。ここは穴場どす。広いし空いてます。そやけど暑すぎてもう何も食べられへんわ!!と。けど、やっぱり八つ橋トーストと流石に今日はアイスカフェラテで。やっぱり美味しいわ~八つ橋5つも乗せ過ぎちゃいますか!ふふふ

弥生 女将

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