女将のひとりごと イメージ

女将のひとりごと

今月のひとりごと -女将が日々を綴る-

女将 写真

目に踊る
花びらはらり
安楽寺
(鹿ケ谷 安楽寺さんにて)

今年の桜はほんまに綺麗どした。
しかも3月25日くらいから、そろそろ腰上げはってそれから花冷えが続いたさかい
ドンと座り込まはった感じどす。
4月の中旬までお客様の目を楽しませてくりゃはった桜も花びらを美しく舞い上がらせて
お日さんにキラキラ光る赤ちゃんの葉っぱを付け始めると、新緑への準備が進みます。

その桜の時期は哲学の道はまるで四条河原町のような人出どす。海外からのお客様も
桜・桜・桜にうっとり。中国からのお客様はポーズをとって、お写真写さはるのがお好きどす。
日本人は意外とせっかちやさかい、お写真を撮る時間がもったいないらしく、ただひたすら
桜を愛でて歩かはります。ふふふ・・うちは桜も見ますけどマンウォッチングも好きどすえ。

喧噪に近い状態から逃れて、安楽寺さんへ。茅葺の山門は紅葉の頃は、俄かカメラマンで
人だかりどすけど、桜の頃には穴場かもしれまへんえ。
ご住職のお話もていねいにしてくれはるし(毎日ではありません)この時にもみじの木を
見付けると秋の美しさが想像できます。

充分に鹿ケ谷の風情を楽しんだら、南禅寺、インクライン、蹴上まで足を延ばして東山三条方面まで歩いておくれやす。もう桜に飽きるくらい堪能できますえ。

京の観光はエリアを決めて回るのがお薦めどす。
今回は東と決めたら3日ほど余裕を持って、東山の裾を巡る様に回っておくれやす。
奥深い京に出会えます。そやけど歩き過ぎやて?

ほんまどすなぁ。京のこの時期、はんなり桜色に染まるこの季はいくら歩いても
歩いてしまうのが不思議どす。
そやけど、ちょっとはりこんで美味しいランチでも行きまひょか?
ウェスティンホテルから神宮道へ歩いたところにこじんまりとしたフレンチレストランが・・?
いや違うわぁ。懐石料理にフレンチテイストが、と言う表現がぴったりのお店。
<花鏡>さん。
この時期のメニューは桜の花もたくさん盛り込まれて、目でも満足どす。
手の込んだお料理が次々と出てきて、感動します。ああ、美味しかった!

弥生 女将

過去のひとりごと

宿泊予約のご案内

ページトップへ戻る