女将のひとりごと イメージ

女将のひとりごと

今月のひとりごと -女将が日々を綴る-

女将 写真

臥龍廊
渡る寒さに
ねね思う
(高台寺にて)

今月はお得な月どす。
何の事?ってお思いのお客様もいらっしゃると思いますけど、今月の京都はお宝をふんだんに
見せてくりゃはる特別な如月どす。
しかも普段は非公開のとこばっかり14か所もあります。その中で特におすすめ、桜咲いたらいっぱいの人で中に入るのに並ばなあかん程の高台寺さんに是非とも行っておくれやす。
ハングリー精神いっぱいの情にもろい秀吉さんの菩提を弔うために正室の北政所ねね様が建立した
高台寺さんは、お宝のやまどす。今回は遠目にしか見られなかった高台寺蒔絵の厨子扉や須弥壇も
近くで見られるし、しかも通る事が出来ひんかった渡り廊下の「臥龍廊」も渡れますえ。
子供の様に甘えん坊、けど明智光秀を三日天下に抑え込んだリーダーシップ、こよなくねねを愛さはったのに茶々に世継ぎが産まれたら
もう周りが見えないほど傾倒してしまう殿様、そんな人間味溢れる秀吉に振り回されながらも、没後菩提を弔い秀吉を偲んだという
懐深い魅力的な女性だったねねに憧れてしまいます。
京の底冷えをちょっとだけ辛抱してもろて、ゆっくりねねになった気分で行きまひょか~
そうやわ、高台寺さんに寄せてもろたら大好きな石塀小路を歩いてぶらり・・・
絶対行きたいジュバンセル祗園店。定番どすけど、やっぱりさがの路。このケーキは
ほんまに美味しおす。しつこくないチーズケーキで周りはお餅どす。このケーキにはお紅茶がぴったり。
その後、うちはお土産に竹取物語を買うてあくる日の朝に少し濃い目のコーヒーで
頂くのが大好きどす。栗もたんと入っていてどっしりと焼き上げたケーキどす。
あぁ・・美味しいわぁ。

弥生 女将

過去のひとりごと

宿泊予約のご案内

ページトップへ戻る