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女将のひとりごと

今月のひとりごと -女将が日々を綴る-

女将 写真

雨後の露
きらり苔むす
宝蔵寺

今年は入梅が早くてその割にはいいお天気が続いたりしたはります。
梅雨の晴れ間に町のあちこちに咲いたはる紫陽花に顔を近付けて見てみたら
露を湛えてる事も多く、少し手で花を揺するとはらはらと水が落ちてきます。
あぁ、やっぱり梅雨なんやなぁ~と思う瞬間。
雨が続くと鬱陶しくて早く梅雨が明けてくれへんやろかと思うのどすけど、
この梅雨があるさかいこんな綺麗な紫陽花も生き生きしたはるのどすなぁ。

今月は近辺のご案内。若冲ゆかりの法蔵寺さん。

当館から5分程歩いて新京極へ。そこから細い道を曲がって曲がってマニアックな裏寺通りへ。
裏寺はお寺さんばっかりが並んだはる細い道。
そこに立って上を見上げると河原町通りのビル街。
摩訶不思議な構図に皆様驚かれます。
ここら辺はまず観光のお客様はご存じない道。
うちらは(わたくし達は)四条通りから三条通りに早く抜けたい時に通る細い道どす。
そこにひっそりと法蔵寺さんの山門があります。
最近は若冲さんが有名にならはったさかい観光のお客様もたまにみます。

山門をくぐると直ぐに正面に本堂が見え、
その手前に髑髏の墓石があってびっくり!若冲さんの親族のお墓です。
若冲さんは錦市場の八百屋・枡源さんが実家で跡取り息子さんにも関わらず
幼少期から絵がとにかく上手で絵師を志した話は有名どす。
ご本人のお墓は相国寺にあります。
何かよくよく見ると愛嬌のある髑髏さん。
周りのお庭も苔が綺麗で若冲さんもここを何度も来たはったんやなぁと思い馳せます。

法蔵寺さんから南へ下がるとお洒落な細い細い道<柳小路>へ。
ここは昔はホルモン焼きのお店が多く、あんまり若い女性が歩かない地域どしたけど、今はお洒落に変身。
人ひとりしか歩けへん道の狭さがよろしおす。両側は飲食店がひしめきあってます。

ここを抜けるとうちの大好きなSOUSOUがあります。和を今風にデザインしたお洒落な「ころも」です。
可愛い足袋や羽織や地下足袋等、和柄を上手くお洋服に取り入れたはります。
SOUSOUから新京極へ。
え~新しいドーナツ屋さん?<コエドーナツ>は斬新な店舗に
竹細工の籠を天井にいっぱいぶら下げたはる。
広い店内にびっくり。どれもこれも美味しそう。たくさん種類ありすぎて・・・。
店内でいっぱい食べたいけど・・・。
緊急事態宣言やさかい持って帰ろーっと。

弥生 女将

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