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女将のひとりごと

今月のひとりごと -女将が日々を綴る-

女将 写真

ふるふると
湛えて落ちる
姫あじさい
(京都府立植物園 紫陽花園にて)

紫陽花が大好きなうちは(私は)一にお勧めの近場の紫陽花軍団見学に行きます。
当館から徒歩7分の御池通りどす。当館から北へ御所の方向へ歩きます。広い通りに出たら嫌でも大ぶりの紫陽花軍団が目に飛び込んで来ますえ。北側は果てしなくブルーの紫陽花、南側は白い清楚な紫陽花。6月の初旬から中旬にかけては、にわかカメラマンが雨の翌日を狙って来たはります。おおぶりで有名なこの御池通りの紫陽花は頭が大きく重たげどすけど見応え抜群どす。御池通りに面してずっと植えられていますので、うちは紫陽花を見ながら市役所まで歩きます。ほんまに梅雨の晴れ間の日に歩いたら、そこら辺の空気が清浄化されてる様な気になり勿論マスクも取って深呼吸どす。小さな花の集まりに一つ一つの花が可愛くて・・?花と思って愛でているのは多分「がく」やったような・・・。
ガクアジサイで見たら一番分かり易いって、教えてもらった記憶がうちの老化した頭にも蘇って来ました。ガクアジサイの周りの花みたいなんが「がく」で真ん中の粒々みたいなんが花どすなぁ。ま、どっちでもよろしおすけど。好きなもんは好きやし。ぎょうさん小花が集まって健気に雨に打たれて咲く紫陽花は大好きどす。

御池通りが枯れ始めたら、地下鉄乗って北大路まで。京都府立植物園に行きまひょ。
ここの紫陽花園は180種類も揃えたはるさかい「ええ~こんなんも紫陽花~」と思いますけど蓮池もあって大きな蓮の葉も見られるし、紫陽花のネーミングも楽しおす。
山紫陽花も西洋紫陽花も種類がいっぱい。その中でまんまるく割と小さくまとまった姫紫陽花がうちは一番好きどす。こっそり茎をもって小さな頭を振ると、ポロポロリンと湛えていた水が飛んできます。水飲みの紫陽花をいじめたらあかんし、ちょっとだけ遊んでみるのどすけど、ほんまに可愛い紫陽花どすえ。紫陽花の小道を堪能したら北山門まで歩いて青もみじやいろんな緑の濃淡も楽しんでおくれやす。新緑から少し深まった緑・・・その先には京ならではの暑い暑い夏が待ったはりますえ。そうそう北山門出たら、うちの好きな太陽燦燦の<IN THE GREEN>さんで美味しいパスタとスィーツ食べなあかんわぁ~
自家製ピザも美味しおすし、〆はバスクチーズケーキとカフェラテどすなぁ。

弥生 女将

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